主将挨拶
平素より弊部の活動にご支援とご声援を賜り、誠にありがとうございます。
今年度、東京大学運動会空手部の主将を務めます板倉渉と申します。
昨年は東大空手部にとって躍進の年となりました。オリンピックにおける日本選手団の活躍を刺激に、団体組手では全国公立大会にて男女ともに準優勝、七大戦にて男子優勝、女子3位と好成績を残しました。また、都国公立大会にて入賞者を出すなど、形部門の成長にも目覚ましいものがあります。一方で、困難な状況にも直面しています。新型コロナウ イルスの影響による活動制限を受け、ここ数年の部員数は減少傾向にあります。これを受けて私が掲げるスローガンは「皆で考え、皆で戦い、皆で勝つ空手部」です。困難は、強固な組織を作り上げる好機 と捉えることもできます。部員が少ないからこそ各人が自身の役割を考え、認識し、実行できるよう促す。そのような過程の先に選手個人の成長があり、組織としての円熟があり、競技における勝利があるのだと確信しております。部員の意思を尊重し、されど妥協せず、東大空手部の発展に貢献することが できるよう、主将として尽力いたします。
戦績的な目標としては、団体組手では「七大戦、全国国公立大会での男女アベック優勝」を、形では「全国公立大会での優勝」を掲げます。先輩方の残してくださった輝かしい歴史を我々もまた紡いでゆくとともに、新領域である形においても飛躍のある 一年になるよう部員一同精進してまいります。
最後になりますが、我々が現在活動できております のは応援してくださる皆様の支えあってのことで す。このご恩を最高の形で返すことができるよう部員一同活動に励んでまいりますので、今後とも変わ らぬご支援とご声援をよろしくお願いいたします。
令和4年4月吉日 東京大学運動会空手部
主将 板倉渉